アナザーストーリー

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価値という観念よりも尊い本質。
凛とした深紅の輝きをもつ魅惑のルビーと宝飾職人の出逢い。

なにも手を加えない。大地の中で数億年過ごした原石を、ただ磨いただけで炎のように輝くルビー。それは吸い込まれてしまいそうなほど、
清澄な深紅の透明感があり、きらきらと可憐。宝石の奥底から滲み出る凛とした輝きに魅了されてしまいそうだ。「ビルマ・モゴック産非加熱未処理ルビー」。
この日本ではほとんど手に入れる事の出来ないルビーを、30年以上探し求めた宝飾職人がいた。

もすけ社長は芸大を目指して上京。しかし18歳の時、バイト先の不忍池あたりの喫茶店で、貴金属彫刻(和彫り)の職人と出逢ってしまった。
もすけ社長は初めて見る彫金の世界に心惹かれ、弟子入りするが、平面に彫ることに物足りなさを感じた頃。不思議な事に、今度は立体である指輪の「かざり職人」と出逢うことになる。しかし、1年後にはその技術を追い越してしまい、「もっと一流のものを創りたい」と、ミキモトや和光などの一流宝石店の商品を製造する会社の面接を受け見事合格した。そこからもすけ社長の宝飾職人としての才能が開花していくのだが、入社できた理由を当時の社長に聞くと「趣味に釣りと書いてあっただろう」と…。社長は釣り三昧の助手(運転手)を探していた・・・
もすけ社長は「釣りバカ日誌」を地でいくような、生活を送り…もちろん職人としての腕も認められ…とても可愛がられた。その時に社長から特別に見せて頂いたのが、上野科学博物館に寄贈した翡翠やビルマ・モゴック産非加熱ルビーだ。その「赤」に魅せられ、輝きを追い求め、本物入手まで、もすけ社長は30年という時を過ごすことになる。
一般的に売られているルビーは、黒っぽい原石に赤色を出すため加熱処理が施される。加熱すると中の不純物が泡状になり、白く曇りがでる。表面の傷やひび割れはガラスなどで塞ぎ、滑らかな表面を作る。

もすけ社長は今から10年前に偶然にもビルマのルビー鉱山主に出逢い(この話が面白い!お店でどうぞ)、現地に赴くことが出来た。モゴック産の大きなルビー原石をこの手に持った感動をもすけ社長は決して忘れない。夢に見た本物のルビー。その石を使って、自らの手で指に吸い付くような最高の感触の究極の指輪を創る。
もすけ社長の、心のこもった製品作りの技術とセンスの良いデザイン力で,波動の良いエネルギーを持つモゴック産非加熱ルビーはさらに美しく輝きを増すのである。

同じ波動を持つものは、引き合い、そして同じ波動が集まるとエネルギーは倍増し、さらに持つ者のエネルギーを増やし高めてくれるのです。

BY MOSUKE